昭和30年代の東京下町の人々を描いた映画「ALWAYS三丁目の夕日’64」の公開(21日)に合わせ、伊賀市小田町の映画館「ジストシネマ伊賀上野」で、撮影時の小道具として使われた白黒テレビなど、昭和をほうふつさせる生活用品が展示されている。
昭和グッズの収集家として知られ、伊賀まちかど博物館「昭和ハウス」(上野小玉町)を運営する冨永潤さん(42)が、撮影用に貸し出した数百点の中から約20点をロビーに飾った。
展示品は、映画の時代設定と同じ昭和39年製のテレビやケチャップソースの看板、電気スタンド、長嶋茂雄さんら野球選手のブロマイドなど。なかでもテレビは丸みがかったブラウン管が特長の19インチ製で、実際に作動させることができ、撮影時は冨永さんがスタジオで立ち会ったという。
12年ほど前に古い時計を入手したのがきっかけで昭和グッズの収集を始めた冨永さん。これまでも数多くの映画にそのコレクションが登場してきた。「ALWAYS−」では、第1作(平成17年公開)、第2作(19年公開)でも、テレビや洗濯機など多数を貸し出してきた。
今回の展示について冨永さんは「昭和は貧しくても楽しい時代だった。映画と小道具を見ながら、年配の人は懐かしみ、若い世代には今にないものの良さを探し出してもらえたらと思う」と話している。 〔産経新聞 2012年1月22日 伊賀版〕
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